朝鮮半島 2016 1 7

 韓国に関しては、何度も書いていますが、
大きな流れは、アメリカからも日本からも捨てられて、
中国の庇護下で生きていくことになります。
 地政学で言えば、半島というものは、
陸の勢力と海の勢力が競い合う場所となり、
紛争が絶えないものとなりますが、
これを韓国人は勘違いしているのです。
 韓国人は、アメリカと中国の間で、
バランサーの役割を果たしたいと思っていますが、
アメリカも中国も、そういう役割は全く期待していません。
韓国に対しては、「忠犬」のような役割を期待しています。
 だから、韓国が中国寄りになっても、
アメリカ寄りになっても、
「飼い犬に手を噛まれた」という怒りが、
アメリカや中国から起こります。
 北朝鮮は、このような愚かな勘違いをしていません。
アメリカにも中国にも対抗するために、
ひたすら核兵器を開発しています。
 ある意味で、北朝鮮は、韓国よりも、
自分たちの置かれた立場をよく理解しています。
 さて、日本人について書けば、
ある意味で、アメリカや中国よりも怖いものがあります。
 日本人は、いつも自分の意見を主張しないので、
外国人から見れば、いったい何を考えているのだろうと思われてしまいます。
 よく言えば、我慢強い面がありますが、
そういう我慢の限界を超えた時にどうなるか。
突然、相手を無視することになります。
そして、相手とのかかわりを一切断つために、
徐々に撤退していくことになるでしょう。
日本人は、怒りを表現しません。

中国人の忠告 2014 9 21

 中国人は、「韓国人に対しては、
強圧的な姿勢で臨んだ方が効果がある」と確信している。
 だからこそ、中国人は、しばしば、
「アメリカ人や日本人は、韓国人に、やさしすぎる。
叱り飛ばさないから、あんな小国に舐められるのだ」と言います。
(「日本と韓国は「米中代理戦争」を闘う」 鈴置 高史 日経BP社)

 こうした中国人の忠告は正しいでしょう。
日本人は、外交を「近所づきあい」と勘違いしています。
 確かに、隣近所との「近所づきあい」ならば、
事なかれ主義でよいでしょう。
 しかし、外交は違います。
まず、自国の国益を優先すべきです。

「国家には感情はない。ただ国益あるのみ」(フランスのシャルル・ド・ゴール大統領)
(中島孝志氏の著作から引用)



































































































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